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#神尾佑 酒に交われば (22件)

2023.07.26

【神尾佑 酒に交われば】地元に根ざして地元のために酒を醸す二本松市の「檜物屋酒造店」

【神尾佑 酒に交われば】地元に根ざして地元のために酒を醸す二本松市の「檜物屋酒造店」
福島県出身の俳優・神尾佑(ゆう)さんが県内の酒蔵を訪ね、その酒蔵にまつわる物語を紐解いていく番組「神尾佑 酒に交われば」。

日本酒王国福島県には、50を超える酒蔵がある。今回訪れたのは、二本松市の「檜物屋(ひものや)酒造店」。「地元に根を張る」酒蔵の物語だ。
神尾佑の「I Love キッチン」
題して、神尾佑の「I Love キッチン」
ゴジてれの人気コーナー、簡単でおいしい料理を作る「I Love キッチン」に神尾さん!?酒粕を使って、おいしい甘酒を作るという。お湯が沸騰したら一旦火を止め、ちぎった酒粕を入れて待つこと10分。「おいしくなーれ」のおまじないをかけながら再び沸騰させて、砂糖、そして隠し味の塩を加えて完成!
アルコールを含んだ甘酒
アルコールを含んだ甘酒
まろやかで優しい味の甘酒に。この酒粕を、心待ちにする人が多い酒蔵…そこは、”ほんとうの空”がある安達太良山に抱かれた城下町・二本松市の中心部にある。明治7年から続く「檜物屋酒造店」だ。「檜物屋」という屋号は、先祖が「檜の曲げ物」を作っていたことに由来する。
趣のある土蔵
趣のある土蔵
売店は、街の人がふだん使いでやって来る場所。シンボルのひょうたん型の杉玉があり、半世紀以上にわたって活躍しているというストーブが置かれている。
町の酒屋さんといった雰囲気
町の酒屋さんといった雰囲気
醸す銘柄は「千功成(せんこうなり)」一本。旧二本松藩主が仕えた豊臣秀吉の馬印「千成びょうたん」にあやかり、後に成功を意味する功(いさお)を加え「千功成」に。
右側に吊るしてあるのが「千成びょうたん」
右側に吊るしてあるのが「千成びょうたん」
7代目の蔵元である齋藤 一哉さんは「地元の皆さんに楽しんでもらえる酒を造っている」と話し、特徴的なラベルの酒を見せてくれた。
地元で愛される地酒を醸し続けている
地元で愛される地酒を醸し続けている
左から順に千功成特別純米酒「霞の天地」、千功成本醸造「千輪咲」、千功成本醸造原酒「奥州安達ヶ原 黒塚」。戊辰戦争の際に西軍と戦った「二本松少年隊」、1本の茎から千輪以上の菊の花を咲かせる技術の「千輪咲」、安達ヶ原という地の伝説の「鬼婆」の顔など、ラベルは特徴的なものばかり。まさにお国自慢満載だ。
二本松といえば…のラベルが揃う
二本松といえば…のラベルが揃う
売店の奥には、魅力的な空間が広がる。昔使っていた道具などが飾られている試飲スペースだ。酒店の一角の立ち飲み場である「角打ち」も。これには神尾さんも大興奮!
左側に「角打ち」がある
左側の「角打ち」で一杯…最高だ
訪れたのは2月。大正時代に建てられた仕込み蔵では、酒造りの真っただ中だった。
当時の建設中の様子
当時の建設中の様子
ぬかを取って洗った米は、一定時間水に浸し、一晩おく。夜明けとともに和釜に火が入ると、上に乗せた甑(こしき)が目覚める。朝一番でモクモクと上がる蒸気は、この辺りの人たちの風物詩だ。蒸す米は、多い時で1トン近くにもなる。
蒸米掘りの作業
蒸米掘りの作業
続いて、杜氏の和田 健一さんが待つ2階の酛場(もとば)へ。日本酒の最初の「酛(もと)=酒母」を造っている場所だ。酒母は、仕込み水、麹、蒸米、酵母で造り、その役割は米の糖分をアルコールに変えること。大事なのが温度の管理だ。ヒーターで温めたり氷で冷やしたりして、適応力のある力強い酒母に育てる。
右側が杜氏の和田 健一さん
右側が杜氏の和田 健一さん
仕込んで5日目と7日目、わずか2日でもこんなに違う。まさに、生きている。
少しぷくぷくしている
少しぷくぷくしている
ぷくぷく感が増している!
ぷくぷく感が増している!
10日ほどで仕上がった酒母は、床にある隠し穴にホースを通して醪(もろみ)タンクへ。醪とは、酒母に水と麹と蒸米を何度か加えて発酵させた、搾る前までの酒のこと。若い醪は、とにかく元気!
特別に覗かせてもらった大吟醸の醪タンク
特別に覗かせてもらった大吟醸の醪タンク
特別な酒である大吟醸は、酵母が違うため香り高い。この時は仕込みから20日過ぎた状態で、あと5〜6日で搾るという。そこで、5日後の朝に再びお邪魔した。
声を掛け合って、協力して吊るしていく
声を掛け合って、協力して吊るしていく
大吟醸の醪を布袋に入れ、吊るす。これが特別な酒の特別な搾り方「袋吊り」だ。すべてが手作業で、圧力を一切かけることなく自然に滴り落ちるしずくだけを集めた究極の酒。
ゆっくり圧をかけて、おいしい部分だけを搾る
ゆっくり圧をかけて、おいしい部分だけを搾る
大吟醸以外の酒は、昔ながらの「ふね」で搾る。こちらは、袋に入れた醪に、上からじっくりゆっくり圧をかけていく方法だ。搾り過ぎないため「コメの芯の部分にある渋み苦み成分が、あまり酒の方にいかない。酒にとっては良い搾り方」と蔵元は話す。
冒頭、この酒粕を使って甘酒を作った
冒頭、この酒粕を使って甘酒を作った
そして、良い酒が搾れた後には、良い酒粕が残る。酒蔵から徒歩5分の人気ラーメン店「麺処 若武者」では、「千功成 大吟醸」の酒粕を使った味噌ラーメンが期間限定で味わえる。酒粕と味噌、麹が奏でるハーモニーが抜群だ。
二本松市本街にある、行列のできる人気店
二本松市本街にある、行列のできる人気店
では、地元に根を張った酒蔵の”安達太良の酒”をいただこう。
香りも味も楽しみたい一杯
香りも味も楽しみたい一杯
まずは、数々の賞に輝いた「千功成 大吟醸 袋吊り」を冷酒で。口に含むと華やかさがやってきて、その後はすっきり感が。ふわ〜っとした香りの余韻も楽しめる。
「これはおいしいに決まってる!」と呟くほど美味
「これはおいしいに決まってる!」と呟くほど美味
続いて、ふるさとと酒造りへの思いが詰まった「千功成 特別純米酒 甑峰(こしきみね)」。頂上が甑の形に見えることから、江戸時代、安達太良山は「甑峰」と呼ばれていたという。山開きの際には山頂で振る舞った酒だ。キレが良くてしっかりとしていて、日本酒の強さが感じられる。
江戸時代の二本松藩の地図に記されている「甑峰」が由来
江戸時代の二本松藩の地図に記されている「甑峰」が由来
飲んで良し、食べて良しの「千功成」。”ほんとうの空”のもと、手間暇を惜しまず”ほんとうの酒”を醸す、そんな酒蔵との出会いだった。

Chu!PRESS編集部
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